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2010年09月17日

思い出しつわりの秋に思う事。。。

とてつもなく暑かった今年の夏も、ようやく終わりそうなきざしですね〜。
遅すぎ〜!とツッこみたくなるほど、秋の気配が遅かったわけですが。

窓を開けっ放しで寝ることに慣れてしまっていると、
最近では、朝晩などすごく涼しい風で肌寒く感じて目がさめることがありますよ。
暑かった夏にくらべるとうれしいぐらいなのですが、
実は、私、この秋の風が苦手なんです。

というのも、
うちの3人の子供たちがみんな春生まれ。
。。。ということは、出産の前の年の秋が毎回私にとって地獄のつわりの時期だったのです。

3回も地獄のつわりを経験した私にとっては、秋の風とつわりの吐き気とがセットになってしまっていて、
妊娠していなくて何ともないはずの時でも、秋の風で思い出し吐き気がしてしまうのです。

ううう。

ま、そんなことどうだっていいことだけどさ。

うちの母が言っていましたが、
私を産む前に読んでいた本を産後にぱらぱらめくっただけで、つわりを思い出して吐いたことがあったとのこと。

思い出しつわりを経験する人は私だけではないはず。

それほど、つわりは人生の中で忘れられない苦しみになり得るわけです。

職場にも妊婦さんがいて、しんどそうにしているので、『がんばれー。無理しないでねー。』って心の中でエールを送っています。

つわりって人によってしんどかったり、
全然何ともなかったりするのですけど、

『私は何ともなかったわ』

とか言って、同じ職場でもつわりのことを甘えた妊婦の贅沢病のように言う人もいますが、
それはちがーう!と思います。

すごく個人差があるので、しんどい人はしんどいんです!

産婦人科医の同僚の中にもそれがわかっていないのじゃないかなあ、と思うような言動をする人がいて、
話しているとがっかりすることがあります。

つわりは医学的にはあまりきちんと解明されているわけではありません。
妊娠性のホルモンであるhCGがつわりの原因と考えられてはいますが、わかっていない部分も多いです。
実際につわりがひどくても時期がくれば治るわけですし、
たいていの場合は胎児に影響があるわけではありませんから、
解明が遅れている分野であることは確かです。
医師の中にも『贅沢病』と公言する人もいるくらいで、怒りすら覚えます。

ただし、
つわりがひどくなって全然何もたべれなくなると、
脱水症状をおこすことがあって、
そんな時は点滴での水分補給が必要になります。

さらに全然食べれない日が長引くと、
ビタミン欠乏症になってしまい、
最悪の場合には脳に障害が残ることもあるのです。
(よっぽどひどい時だけですので、現在渦中にある人は心配しすぎないようにしてくださいね〜)

つわりをなおす薬があるわけではないので、治療法があるわけではなく、
水分補給やビタミン補給をしながら
時期がすぎるのをじっと待つしかないわけです。
時期といっても、人によっては長引く人もいます。
私などは、3回ともに、ピークは秋でしたがその後もなんとなく気持ち悪い状態が出産まで続きました。
(出産後、けろっと治ったのが本当に不思議。)

そんなわけで、つらつらと書きましたが、

身近に妊婦さんがいる職場の方々へ。
妊娠初期のつわりは、個人差はあるものの、非常につらい人もいますので、
是非いたわってあげましょう!

特に女性の上司が、『私の時は大丈夫だった、つらかったけどがんばった』と言われると、
本人は、本当に立つ瀬がなくなります。
うっかりそんな言動をしないように、気をつけてくださいね!

患者さんから聞く話、と、職場の同僚の話、と、自分が経験した話、とすべてごっちゃになって書いてしまいましたが、
これからの働く妊婦さんが、少しでもよい環境で妊娠中のお仕事ができますように、という思いで、
老婆心ながら、常々思っていることを書いてみました。











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