2012年11月03日
奥さんが入院しちゃった!そんなときどうする?
ご大層なタイトルをつけてしまいました。
私が書きたいのは、家族が入院した時の対応についてです。
というのも、職場のインドネシア人の同僚の、奥さんが急に入院して手術を受けなければならなくなったそうで。
日本には研修に来ている人なのですが、奥さんと生後5ヶ月になる赤ちゃんが一緒に日本に滞在していました。
通常インドネシアでは、入院すると、家族の誰かが一緒に病室で寝泊まりして病人の面倒を見るそうです。
家族がいない人は、村の誰かが。あるいは親戚の誰かが。
日本ではそんな心配がないから安心だね、医療のレベルも高いし。
と言っていたら、そうではなく、ほとほと困り果てているんだ、と言う。
つまり、生後5ヶ月の赤ちゃんをどうしよう!?ということ。
インドネシアならば、赤ちゃんも一緒に病室で寝泊まり出来るので、全く心配要らないのだと言う。
おばあちゃんか誰かが一緒に付き添ってまとめて面倒をみるし、おばあちゃんも含めてみんなで病室で寝泊まりできる。夜中の授乳も心配せずに済む、と。
日本人からみると信じられないことですが、確かに、私が以前ボランティアもどきで訪れたミャンマーでも、誰が病人かわからないような状態で、各ベットにそれぞれの家族が一緒に寝転がっていました。
病院給食もないので、めいめいが炊事場に行って病人のための食事を作って一緒に食べるんです。
一見、患者さんが十分休めないのでは、と心配になってしまいますが。
あるいは、家族が大変だから給食ぐらい出せば、とか考えてしまうのですが。
これがすごく習慣に即しているみたいなんです。
患者さん本人も、家にいるのと同じようにお母さんの作ったご飯を食べ、体をさすってもらい、なんだか、リラックスしている雰囲気。
食べたものでお腹をこわしても誰も病院を責めたりしないし。
病院の施設を利用して自分たちの力で病気を治そうとしている。
なんか自然で自由な感じです。
インドネシア人の同僚が言うには、赤ちゃんも一緒に入院させて欲しいと懇願したけど、他の人への迷惑になるからダメ。責任もてない。子どもはどんな病気を持っているかわからないから(例えば風疹とか)から病室にはいるのもダメ。と言われたとのこと。
日本では当たり前の言い分ですが、随分と冷たい対応ともいえます。
責任って何よ?と思ってしまいます。
日本人でも、同じ状況で、ご主人は仕事が休めない、おじいちゃんおばあちゃんも遠いか死別かで協力が望めない人もいます。そういう場合は、保育所に緊急枠があって、診断書があれば一時的に保育所に入れることもあります。言葉の問題があって保育所や市役所への相談が困難ならば通訳をしようかと申し出たのですが。
結局彼は、あっさり急に仕事を休んで国に帰ってしまいました。幸い奥さんの病気は、飛行機でインドネシアに帰る移動をすることもできないほどの重症ではなかったみたいです。インドネシアでは無事手術をして、順調に回復したそうです。彼は、3ヶ月ほどしたところでひょっこり職場に戻ってきました。
習慣の違いだなあと思いました。
どっちが、人間として良いとか悪いとかじゃないと思います。
インドネシアでは、家族が病気をしたら仕事を長期休んで看病するのが当たり前。家族が一番大事。それをとやかく言う人はいないと思います。
病室で家族の中の小さい子が泣いてもお互い様。
日本人のように、奥さんが病気になってもお父さんは仕事が急に休めないから、保育所利用して仕事をするのがどうなのか。赤ちゃんは、突然の環境の変化に、パニックで泣き叫ぶでしょう。お母さんも、急に授乳がストップするので、悪くすれば乳腺炎になるかもしれません。おっぱいの張りを抑えて強制断乳するお薬もありますが、そこまでして?と思います。
職場に迷惑をかけない、という意味では偉いけど、家族としてはどうかしら?
私が奥さんだったら、仕事を休んで看病に専念してくれたら感激するだろうなあ。だけど一方で、クビにならないかしら、とか職場で居心地が悪くなるのじゃないかしらとか、いろいろ心配になってしまうかもしれません。
そんなことで、居心地が悪くなるのは、日本だけなのかしら。
何を最も大切にして生活するかは個人の自由ですが。
彼のとった行動は、自由であったかくていいなあ、と思いました。
(私にはできないけど。。。。)
私が書きたいのは、家族が入院した時の対応についてです。
というのも、職場のインドネシア人の同僚の、奥さんが急に入院して手術を受けなければならなくなったそうで。
日本には研修に来ている人なのですが、奥さんと生後5ヶ月になる赤ちゃんが一緒に日本に滞在していました。
通常インドネシアでは、入院すると、家族の誰かが一緒に病室で寝泊まりして病人の面倒を見るそうです。
家族がいない人は、村の誰かが。あるいは親戚の誰かが。
日本ではそんな心配がないから安心だね、医療のレベルも高いし。
と言っていたら、そうではなく、ほとほと困り果てているんだ、と言う。
つまり、生後5ヶ月の赤ちゃんをどうしよう!?ということ。
インドネシアならば、赤ちゃんも一緒に病室で寝泊まり出来るので、全く心配要らないのだと言う。
おばあちゃんか誰かが一緒に付き添ってまとめて面倒をみるし、おばあちゃんも含めてみんなで病室で寝泊まりできる。夜中の授乳も心配せずに済む、と。
日本人からみると信じられないことですが、確かに、私が以前ボランティアもどきで訪れたミャンマーでも、誰が病人かわからないような状態で、各ベットにそれぞれの家族が一緒に寝転がっていました。
病院給食もないので、めいめいが炊事場に行って病人のための食事を作って一緒に食べるんです。
一見、患者さんが十分休めないのでは、と心配になってしまいますが。
あるいは、家族が大変だから給食ぐらい出せば、とか考えてしまうのですが。
これがすごく習慣に即しているみたいなんです。
患者さん本人も、家にいるのと同じようにお母さんの作ったご飯を食べ、体をさすってもらい、なんだか、リラックスしている雰囲気。
食べたものでお腹をこわしても誰も病院を責めたりしないし。
病院の施設を利用して自分たちの力で病気を治そうとしている。
なんか自然で自由な感じです。
インドネシア人の同僚が言うには、赤ちゃんも一緒に入院させて欲しいと懇願したけど、他の人への迷惑になるからダメ。責任もてない。子どもはどんな病気を持っているかわからないから(例えば風疹とか)から病室にはいるのもダメ。と言われたとのこと。
日本では当たり前の言い分ですが、随分と冷たい対応ともいえます。
責任って何よ?と思ってしまいます。
日本人でも、同じ状況で、ご主人は仕事が休めない、おじいちゃんおばあちゃんも遠いか死別かで協力が望めない人もいます。そういう場合は、保育所に緊急枠があって、診断書があれば一時的に保育所に入れることもあります。言葉の問題があって保育所や市役所への相談が困難ならば通訳をしようかと申し出たのですが。
結局彼は、あっさり急に仕事を休んで国に帰ってしまいました。幸い奥さんの病気は、飛行機でインドネシアに帰る移動をすることもできないほどの重症ではなかったみたいです。インドネシアでは無事手術をして、順調に回復したそうです。彼は、3ヶ月ほどしたところでひょっこり職場に戻ってきました。
習慣の違いだなあと思いました。
どっちが、人間として良いとか悪いとかじゃないと思います。
インドネシアでは、家族が病気をしたら仕事を長期休んで看病するのが当たり前。家族が一番大事。それをとやかく言う人はいないと思います。
病室で家族の中の小さい子が泣いてもお互い様。
日本人のように、奥さんが病気になってもお父さんは仕事が急に休めないから、保育所利用して仕事をするのがどうなのか。赤ちゃんは、突然の環境の変化に、パニックで泣き叫ぶでしょう。お母さんも、急に授乳がストップするので、悪くすれば乳腺炎になるかもしれません。おっぱいの張りを抑えて強制断乳するお薬もありますが、そこまでして?と思います。
職場に迷惑をかけない、という意味では偉いけど、家族としてはどうかしら?
私が奥さんだったら、仕事を休んで看病に専念してくれたら感激するだろうなあ。だけど一方で、クビにならないかしら、とか職場で居心地が悪くなるのじゃないかしらとか、いろいろ心配になってしまうかもしれません。
そんなことで、居心地が悪くなるのは、日本だけなのかしら。
何を最も大切にして生活するかは個人の自由ですが。
彼のとった行動は、自由であったかくていいなあ、と思いました。
(私にはできないけど。。。。)
Posted by tomagoma at 10:06│Comments(0)
│こんなことあんなこと思ったよ