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2011年08月01日

テレビ放映された『ブタがいた教室』をみました

テレビ放映された『ブタがいた教室』をみました。
(あああ、記事を書いたのはずいぶん前ですが、アップし忘れていました。)

子供達が眠ってからゆっくり観るつもりで録画しはじめたのに、
なぜか、3人の子供達(10歳、6歳、3歳)がいつのまにか食い入るように観ていました。

予告でおおよその結末は知っていたので、最初は、子供達が一緒に観るのはどうかとも思ったのですが、
一緒に観てよかったです。
子供達と一緒にいろいろ話しながら、最後は泣きながら観ました。
(あー、お母ちゃんすぐ泣いちゃう、とごま太郎に言われましたが。。。)

どんな話かというと、(言うまでもないでしょうが、)
新任の小学校教諭が、ある日担任する6年生の教室に、小さな子ブタを連れて来て『大きくなったら食べよう!』と、一緒に飼育をはじめるところから始まります。
設定はとても悪趣味というか、今では考えられない、父兄から苦情殺到しそうな状況ですが、
実際には、いのちの大切さや、いのちあるものを食す事の意味、を子供達に心から考えさせる教育、それらを大人も一緒に考えさせる内容でした。

映画の中では、子供達がブタの今後について話し合うシーンが何度もでてきます。
子供達は小学校を卒業するにあたって、ブタ(Pちゃんと名付けていました)をどうするか、決めなくてはなりません。

最初は、食べるつもりで飼っていたのですが、
一緒に過ごしたかわいいPちゃんを、食べるということはとてもできなくなっていました。
でも、では、普段食卓に並んでいる、豚肉は食べてもよいのなのだろうか。P ちゃんと同じブタではないか。彼らは悩みます。
そもそも、生きるということは、食べるということは、他の生き物のいのちを奪って引き継いでいくこと。
Pちゃんを食べるということは、いのちを引き継ぐということだから、むしろ、大事なPちゃんを自分たちの手で自分たちの中に生き続けさた方が、よいのではないだろうか。
Pちゃんを食べるのはイヤだが、誰かに飼育を押し付けて卒業してしまうのは、無責任ではないだろうか。
などなど。。。

一緒に観ていたごま太郎(10歳男児)は、
『ボクならこうだ!』
と言ったり、映画中の子供達の意見にそれぞれうんうん、とうなづいたりして、
真剣にみていました。

ごま子(6歳女児)は実際に幼稚園のクラスでウサギを飼っていて、
いつも楽しくお世話しているみたいなので、
身につまされていたみたいでした。
しかし、きいてみたら、けろっとした顔で
『ミミちゃんは、次の年の年長さんがお世話するんだよ。だって、次の年長さんに動物さんがいなかったら寂しいでしょ』

物語では最終的には3年生の後輩のクラスに譲るか、
食肉センターに送るか、
の二者択一になっていました。

映画の中で、子供達はまっぷたつに意見がわかれて、取っ組み合いの喧嘩をするほど真剣でした。
私自身は、多分、その立場にならないと、本当に子ブタとの時間を共有した経験がないと決めれないだろうと思いました。

というわけで、映画としてはかなり考えさせられる内容で、観る価値アリ!でした。


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