とまごま日記

久しぶりに、ちょっとためになる記事を。。。

警察庁が、妊娠中の女性が車に乗る際にもシートベルトを着用するよう「交通の方法に関する教則」の改正を行うこととしたそうですね。
このことは、数年前から産婦人科医の間ではほぼ常識になってきているのですが、
妊婦さん自身はあまり知らない人が多いのでは。

以前は（といってもほんの数年前は）、シートベルトが妊娠で大きくなったお腹を圧迫するので
なるべく妊婦さんはシートベルトをしないということが一般に言われていたかと思います。

ところが、それはシートベルトの性能が悪かった時代。
最近はほとんどの車が３点式シートベルトになっているので、
むしろ正しくシートベルトをした方が安全なのです。

だって考えてもみてください。
妊婦さんがシートベルトしていないことによって
交通事故の時に重大な怪我を負ったらそれこそ赤ちゃんには致命的になりますよね。

３点シートベルトを正しく装着することによって、
お腹の圧迫をせずに、衝突時の衝撃を軽減させることができるのです。

推奨されているシートベルト装着法のポイントは、以下のとおりです。

●腰ベルト・肩ベルト共に着用する
●肩ベルトは胸の間を通し、お腹の側面に通す
●肩ベルトは首にかからないように
●腰ベルトはおなかの膨らみを避け、腰骨のできるだけ低い位置を通す

確かに、この方法ならお腹に負担はかかりませんよね。

もちろん、シートベルトをしているから大丈夫、というわけではなく、
みなさん、くれぐれも安全運転を心がけましょうね！