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2010年01月11日

新生児の泣き声は、おかあさんの言葉のトーンに似るらしい

医学雑誌を読んでいると、時々おもしろいネタがあります。
ふーんキョロキョロ
へ〜ドキドキ
と思うこともあれば、
まあまあそんなものか、と思うこともあります。

今日のネタは、まあまあそんなものか、なのですけど。

パソコン論文要約はこちら

妊娠中後期になると胎児はお母さんの声をきいて認識していることはよく知られていますが、
赤ちゃんはむしろお母さんの声をメロディーとしてきいているそうです。
この論文では、ドイツとフランスの生まれたての赤ちゃん30人ずつで泣き声を調べて、
その声の抑揚を分析したところ、
お母さんの言葉の抑揚が反映されていることがわかったそうです。
つまり、フランス語では全体に文章の最後が尻上がりの抑揚であることに対して、
ドイツ語では文章は語尾が下がっています。
赤ちゃんの泣き声も、フランス人の赤ちゃんは泣き声の最後が高音になるのに対して、
ドイツ人の赤ちゃんは最初が高音の強い音、それがだんだん小さくなっていく、
という傾向がでたそうです。

結果そのものについての感想は、
『ふーん。そんなもんかなあ。』
程度なのですけど。

だけど、よく考えてみたらすごい結果なのかもしれません。
この結果って、胎児のうちからお母さんの声だけを選択的にきいているという間接的な証明でもあるわけですよね。
今まで、胎児の感覚器の中では聴覚が最も早く発達することは知っていたけど、
『母の声を主に聞いている』と言われていることに対しては、半信半疑でした。
なんだかいかにも胡散臭いでしょ? 
母としてはそう思いたいけど本当かなあ、と思っていました。
実際に本当にそうだったんだあ、とあらためて思いました。

この論文では調べた赤ちゃんの数が少ないため、
たまたまそういう結果がでただけかもしれません。
でも、一人の母親としては、母児の絆の深さをあらためて知ることができてうれしかったです。

母親がいつもかりかりした声のトーンで話していると、
子ども達もかりかりした話し方になってしまうかも。。。
気をつけなくては。。。ちっ、ちっ、ちっ


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この記事へのコメント
かりかりしてます!

でも、全然にてない子もいるよねえ。
遺伝かもしれないし。
少なくとも、自分に似るとかわいい!
Posted by ふじこ at 2010年01月17日 21:27
ふじこさま
この論文は生後間もなくの赤ちゃんのみについての調査なので、
幼児期以降の話し方については言及していません。
大きくなると他の要素が大きくなってきますものね。
でも、特に女の子などは年々自分の話し方に似てくるのが、良くもあり、嫌でもあり。。。
私はどちらかというと、旦那の話し方に似ていると、『かわいい〜』と思ってしまいます。
Posted by とまごま at 2010年01月17日 22:40
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